2013年4月14日日曜日

中国H7N9短信 北京の患者の治療過程

中国・北京のH7N9患者の回復過程が配信されている。症状が出てすぐに抗ウィルス剤の投与を受けたことにより、早期回復していることがうかがわれる。H7N9のケースで事業継続策を考える上での貴重なヒント。


・女児は11日木曜日の朝に、インフルエンザの症状=発熱、咳、喉の痛み、頭痛などを示した。

・女児は11日木曜昼頃に首都医科大学附属北京地坛医院に連れて行かれ、肺への感染により入院した。タミフル投与、静脈持続点滴などの治療が行なわれ、同日夜には症状が悪化したためICUに入った。

・酸素吸入その他の処置により、呼吸の逼迫や咳などの症状が大幅に緩和され、40.2度あった熱も37度まで下がった。

この記事で書かれている「肺への感染」が、H7N9ウィルスの感染を現しているのかどうかについて、詳細な記述がないためわからない。東大・河岡先生のセミナーで伺った話だが、季節性インフルエンザが肺感染することはなく、強毒性インフルエンザのひとつの指標になるとのこと。今後も注意して状況を見て行きたい。

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